今日施行の改正著作権法について真面目に考える

2010年元旦に施行される改正著作権法について、
情報があまりにも少ないので簡潔にまとめることにした。

まずは罰則について。

●罰則

基本的に刑法では裁かれる可能性はない。
ただ、民事では損害賠償を請求される可能性がある。

条文には「違法と知りつつ」という文があるので著作者はこれを立証しないといけない。
立証するのって意外と難しい気がするが・・・?

●改正の対象

権利者の許諾を得ていないストリーミングサイトの動画
権利者の許諾を得ていない音楽
権利者の許諾を得ていない着うた
権利者の許諾を得ていないゲーム

これらのアップロード、ダウンロードを違法と知りながら行うと罰則対象になる。
なお、入手経路はP2P,youtubeに限らずネット上の全てのリソースが対象となる。
当然ながらファイルの拡張子は問わない。

●実効性
あくまで罰則はないので権利者や著作者が「違法だ!」と言うだけのプロパガンタにすぎません。
しかし、正しい情報を得ていない人にとってはかなりの抑止力になるはずです。

●欠点
まず第一に、「違法と知りながら」という曖昧な解釈の立証手段が確立されていない。

第二に、架空請求の被害が増える可能性がある。
これについては後ろめたさを感じて請求に応じないようなネットライフを送って行けば問題ないはず。

第三に、親告罪なので原告(権利者、著作者、検察問わず)が告訴しなければならない。
ここについては法律制定に際し、かなり揉めたみたいですね。

●法解釈の拡大の可能性
完全にないと言い切れないのが微妙なところ。
技術の発展とともにいたちごっこになるような気が・・・

最後に今後の対策を...
●対策
・動画サイトではストリーミングを見るだけにとどめる
個人的には一番有効だと思う方法。
触らぬ神に祟りなし。

・着うたを使わない
こんなの金の無駄だろと思うのは私だけだろうか...

・常に最新の情報を取り入れる
「あれ?今はこれおkじゃないの?」なんてことにならないように。

・不特定多数の人と共有できるところにファイルを置かない
バックアップをとるのはローカル側にしましょう。

ざっと書いてしまいましたが、こんなところです。

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